中国学園大学 令和4年度(2022年度) シラバス
授業科目名倫理学 サブタイトル(人間形成の倫理と論理) 授業番号NA103
担当教員名小谷 彰吾  
対象学部・学科現代生活学部 人間栄養学科  単位数2単位 
開講年次1年 開講期後期 
必修・選択選択 授業形態講義 
【授業の概要】
激変する時代の中で,偶然に起こりうる事象に対応しながら「よりよく生きてゆく」ことが求められている。そこで,先哲の思想,中でも儒教の視点を一つの柱としたり,現代社会における倫理を考察したりする中で自らの生き方を見つめる観点から倫理学をとらえていく。
【到達目標】
東洋,西洋,それぞれの時代の中で,人間は「よりよく生きる」ことを究明しようと問い続けてきた歴史と思想があったことを知るとともに,我が国には,神道,仏教,儒教が融合する独特の精神文化があり,それらを一つの参考にしながら現代社会において「よりよい行動」を実践しようとする態度を形成する。なお,本科目はディプロマポリシーに掲げた学士力の内容のうち,<知識・理解><態度>の修得に貢献する。
【授業計画】
【授業計画 備考】
『倫理学』の概念を知り,『善悪』の判断とその背景,その価値基準となる考え方について先哲の言葉を参考に考えていく。
第1回:倫理の基盤(1)  ガイダンス
第2回:倫理の基盤(2)  倫理観と社会的背景
第3回:倫理の基盤(3)  倫理観の形成と体験の欠如
第4回:倫理の思想(1)  倫理と道徳
第5回:倫理と思想(2)  知識基盤社会と倫理
第6回:倫理学の基礎(1)  倫理と思考実験
第7回:倫理学の基礎(2)  義務論と功利主義
第8回:現代社会の倫理(1)  死刑制度
第9回:現代社会の倫理(2)  老いと安楽死
第10回:現代社会の倫理(3)  いじめと自殺
第11回:現代社会の倫理(4)  徳の教育と学校
第12回:現代社会の倫理(5)  伝統文化と食の倫理
第13回:日本倫理の思想(1)  江戸時代の徳の教育
第14回:日本倫理の思想(2)  『論語』
第15回:『倫理学』のまとめ  総括レポート
評価の方法 種別 割合 評価規準・その他備考
授業への取り組みの姿勢/態度 50% ディスカッション等授業における意欲・態度,各授業のコメントペーパー
レポート
小テスト
定期試験
その他 50% 15回目の論文で評価する。
自由記載 国際教養学部国際教養学科ディプロマポリシー〈知識・理解〉に見られる自国・他国の行動様式,考え方の基盤となる文化的背景の理解,〈態度〉に見られる,多様な文化を理解し尊重することに直接かかわるものを重点的に評価することから,授業への参加態度と論語に50%を充てる。
【受講の心得】
常にこれからの時代をどう生きていくのかという当事者意識を持って学習に向かうことが重要である。
【授業外学修】
授業内で紹介する著書については,可能な限りすべて読み,批判的思考も含めて自分の言葉で表現できるようにする。
授業外で深めた基礎的教養によって,授業の中でのディスカッションの質が向上する。
以上の内容を,週当たり4時間以上学修すること。
使用テキスト 自由記載 テキストは使用しない。(必要に応じて講義内で随時紹介する)
参考書 自由記載 講義内で随時,紹介する。
【担当教員の実務経験の有無】
【担当教員の実務経験】
公立小学校教諭,私立高等学校教諭
【担当教員以外で指導に関わる実務経験者の有無】
【実務経験をいかした教育内容】
現在,学校教育現場では,アクティブラーニングの研究が進められており,「受動的な学習」からの脱却を図っている。しかし,特に小学校においては,遥か前から実践されていた学びであり,特に「道徳」は教科化されて以降,「議論する道徳」「思考する道徳」,すなわち自らの意見を持って,仲間と意見をぶつけ合い,新しい価値を見出していく学習が展開されている。『倫理学』とて同様の学習を展開すれば,「主体的な学び」が展開できるものと考えている。
グループワーク,ディスカッションなど積極的に取り入れて活気ある学習の雰囲気を醸成したい。