授業科目名 | 生物学 |
サブタイトル | |
授業番号 | NB105 |
担当教員名 | 田中 徹也 |
対象学部・学科 | 現代生活学部 人間栄養学科 |
単位数 | 2単位 |
開講年次 | 1年 |
開講期 | 後期 |
必修・選択 | 選択 |
授業形態 | 講義 |
【授業の概要】 生命は生物そのものである。生命(生物)を探求する学問(生命科学)の一部が生物学である。
大学を卒業したものが備えておくべき(学士力)幅広い教養の一部としての生物学の講義であるが,高校卒業までに習得しておくべき基礎生物学の復習的な内容も広くカバーする。
講義のアウトラインは参考書に従うが,独自に作成した配布資料をもとに行う(基本的に板書はしないので,講義で話す必要部分を配布資料に書き加えていくこと)。 |
【到達目標】 栄養学に直結する生物学のごく一部ではなく,生命のミクロな領域からマクロな領域までの幅広い生物学の全容が理解できる。
生命科学の発展してきた経緯が理解でき,既知の事実から未知の事実を発見・証明していく経緯が説明できる。
なお,本科目はディプロマポリシーに掲げた学士力の内容のうち,<知識・理解>の修得に貢献する。 |
【授業計画】 |
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第1回:生命とは何か |
第2回:細胞の発見と細胞の構造・機能 |
第3回:単細胞・多細胞・組織から個体としての生命 |
第4回:代謝とエネルギー産生に関わる物質 |
第5回:代謝とエネルギー産生に関わる反応系 |
第6回:遺伝の歴史と各種遺伝 |
第7回:遺伝子の発現 |
第8回:生殖 |
第9回:発生 |
第10回:生体環境の維持(循環器系・呼吸器系・消化器系) |
第11回:生体環境の維持(神経系・免疫系・内分泌系) |
第12回:生態系とニッチ(異種間の関わり合い) |
第13回:気候とバイオーム,生態系のバランスと生命多様性 |
第14回:生命の起源と進化 |
第15回:種分化と系統分類 |
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評価の方法 |
種別 |
割合 |
評価規準・その他備考 |
授業への取り組みの姿勢/態度 |
5% |
意欲的な授業態度,予・復習の状況によって評価する。 |
レポート |
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小テスト |
5% |
各回の主要なポイントの理解を評価する。 |
定期試験 |
90% |
最終的な理解度を評価する。 |
その他 |
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自由記載 |
基本的に参考書や配布資料も含めて,紙媒体は全て持ち込み可で定期試験を行うため,定期試験の成績が評価のほぼ全てとなるが,出欠と授業態度も若干加味して最終評価する。 |
【受講の心得】 この講義は選択科目であるが,2年次以降の栄養学・生命科学系科目の理解に必要な基本事項も網羅的に含んでいるため,(特に高校卒業時までの)生物学の知識習得が不十分だと感じる者は履修すること。
まとまった単位で,相当枚数の資料を配布するので,生物学専用ファイル(フォルダー)を準備しておくことが望ましい。 |
【授業外学修】 配布資料・参考書を用いて,講義した内容について復習し,週あたり4時間以上の学修をとおして,講義内容をよく理解しておくこと。 |
使用テキスト |
自由記載 |
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参考書 |
書名 |
著者・編集者 |
出版社 |
定価 |
ISBN |
視覚で生物図録 |
数件出版編集部 編集 |
数研出版 |
1130 |
978-4-410-28166-2 |
自由記載 |
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【備考】 令和3年度改定 |
【担当教員の実務経験の有無】 有 |
【担当教員の実務経験】 高校生物学非常勤講師,国内外の先端研究施設および製薬企業での生命科学各分野の研究員 |
【担当教員以外で指導に関わる実務経験者の有無】 無 |
【実務経験をいかした教育内容】 高校生レベルの生物学から,最先端の研究現場で体験した(または現時点で行っている研究の)経験を交え,知識の修得だけではなく未知仮説を証明していく科学的思考方法を伝える。 |